Webでの集客が当たり前になり、今では多くの企業がホームページを持っています。
しかし、下記のような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
- ホームページを制作したが集客方法がわからない
- ホームページを制作したまま放置している
- 何か運用したほうがいいの?
ホームページを制作したものの、何をすればよいかわからず、そのままになっている企業は多いです。
ホームページは、作ることがゴールではなく、その先の目的を意識して運用・集客しなければなりません。
本記事では、ホームページを制作した後に行う代表的なマーケティング方法、集客で意識する必要があることについて解説します。
どういったマーケティング方法があるかわかり、ホームページを運用する参考になりますのでぜひ参考にしてください。
ホームページ集客の代表的なマーケティング方法
ホームページを制作した後、集客の方法を考える必要があります。
なぜなら、できあがってすぐのホームページは知名度がないため、だれもアクセスしないからです。
ここでは、どのような集客方法があるかを解説します。
- ホームページ集客:コンテンツマーケティング
- ホームページ集客:Web広告
数が多いので、全てを実施する必要はありません。
自社のコンテンツに合ったものから選びましょう。
ホームページ集客:コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、ホームページ・Webサイトのコンテンツを使って顧客に有益な情報を発信し、自社の見込み客を集めるマーケティング手法です。
コンテンツ マーケティング | メリット | デメリット | 種類 | |
・広告費の軽減 ・専門性や信頼性の確立 ・長期的なブランド価値の構築 ・顧客ロイヤリティの上昇 | ・効果が出るまでに時間がかかる ・継続してコンテンツを作成する必要がある ・SEOの知識が必要 | ・SEO記事 ・コラム記事 ・アフィリエイト ・ホワイトペーパー ・LP ・SNS運用 ・メルマガ ・動画など | ||
ホームページのコラム記事やTwitterでの発信、YouTubeの動画などさまざまな方法があり、こうしたコンテンツで情報を発信することにより、ユーザーの関心や信頼が得られます。
充実していない、更新していないホームページやSNSを見てもユーザーは不安になってしまうので、継続的にコンテンツを増やすようにしましょう。
ただ、コンテンツマーケティングは、長い目で見ればコストパフォーマンスは圧倒的ですが、効果が出るまでに時間がかかります。
認知度を上げるための長期的な目線を持ち、継続的にコンテンツを充実させて行かなければなりません。
SNSや動画の普及もあり、今はどの企業も手軽に情報を発信できます。
その中で負けないためにも、ユーザーを第一に考えた「ギブの精神」を持ってコンテンツ作りに取り組んでください。
各種類の特徴は以下の通りです。
SEO記事 | 検索上位表示でアクセスが増え、ターゲットに有益な情報提供ができる |
アフィリエイト | 収益増加、他社商品の紹介で顧客との関係強化が望める |
ホワイトペーパー | 専門知識提供でリード獲得、信頼性が向上する |
LP | コンバージョン率向上、効果的な情報伝達と行動促進が望める |
SNS運用 | ブランド露出と認知度向上、顧客との対話機会が得られる |
メルマガ | 顧客関係強化と定期的な情報提供 |
動画 | 視覚的魅力で興味を引き、情報を視覚的に分かりやすく伝えられる |
ホームページ集客:Web広告
Web広告とは、インターネット上のウェブサイトやSNS、オンラインニュースなどのメディア全般に掲載される広告のことです。
Web広告 | メリット | デメリット | 種類 | |
・効果が早く出る ・細かくターゲットを設定できる ・有名なメディアで自社を宣伝できる | ・初期費用・ランニングコストがかかる ・適切な設定が難しい | ・リスティング広告 ・ディスプレイ広告 ・ペイドメディア ・リターゲティング広告 ・SNS広告 ・動画広告 ・純広告・バナー広告など | ||
Web広告は、短期間で効果が出やすく、細かいターゲティングもできます。
どういったキーワードで検索したか、登録された個人情報や検索履歴などを考慮し、広告に興味がある可能性の高いユーザーに向けて広告を出せるのです。
また、さまざまなメディアに掲載できるため、多くの人の目に触れやすくユーザーとの接点が増えます。
費用がかかり、運用の専門的な知識は必要ですが効果は高いです。
メリットとデメリットを比較し、効果的な運用ができるか検討しましょう。
各種類の特徴は以下の通りです。
リスティング広告 | 検索結果上位で目立ち、素早くターゲット層にアクセスできる |
ディスプレイ広告 | 視覚的魅力やグラフィックを活用し、幅広くブランドの認知度を高める |
ペイドメディア | ターゲット層に訴求できるコンテンツや配信先を選択できるためターゲットの制御が可能 |
リターゲティング広告 | ウェブサイトを訪れたユーザーに対して再度広告を表示する広告形式 興味関心を再喚起し、コンバージョン率を向上させる効果がある |
SNS広告 | ソーシャルメディア上での広告で、ユーザーとの対話やシェアを促進し、広範なターゲット層にリーチできる |
動画広告 | 視覚的なインパクトやストーリーテリングを活かした広告形式で、視聴者にメッセージを効果的に伝えられる |
純広告・バナー広告 | ウェブページ上に表示されるバナー広告で、目に留まりやすく、ブランド認知を高める効果がある |
ホームページ集客で意識する3つのこと
ホームページの集客を成功させるために、意識しなければならないことが3つあります。
- ターゲットの明確化
- ホームページの目的とゴールの設定
- ユーザーに与える自社の強みを明確にする
どれもホームページの集客を考える上で大切なものです。
一つずつ解説するので見ていきましょう。
ターゲットの明確化
集客を考える上で大切なのは、ターゲットを明確にすることです。
集客したい相手が明確になっていないと、発信する場所やコンテンツもぶれてしまいます。
幅広い層に売りたい気持ちもわかりますが、まずは自社の商品やサービスを必要とするであろう特定のユーザーグループをイメージしましょう。
例えば、お酒を売るサイトに、未成年のユーザーを集めても意味はありませんよね。
考えるのは「お酒が好きな人」にどうしたら来てもらえるかです。
その中でも、ワインが好き、日本酒が好きとさらにターゲットが分かれるでしょう。
「情報を見たけど結局何を提供してくれるの?」
「本当に自分に合っているものなのだろうか」
このような迷いが生じないように、自社のサービスに合うユーザーのイメージ、ターゲットを明確にしてください。
ターゲットを明確にすることで、自社の商品を宣伝するならこの媒体がいい、といったように広告・宣伝する場所もわかり、効果的なマーケティングを実施できます。
ホームページの目的とゴールの設定
ホームページが果たすべき役割や目標を明確にすることは重要です。
目的のないホームページは、何をしたいか不明瞭で方向性に迷ってしまいます。
ユーザーからも魅力的に映りません。
目的とゴールは企業ごとに異なり、例えばECサイトなら商品の購買数を増やす、クレジットサイトなら申込者を増やすなど、それぞれ運営する目的があります。
なんのために作ったのか、最終的に顧客にはどんなアクションをしてほしいのか設定しましょう。
目的整理には下記を意識してください。
- ビジネスゴール
- ターゲットにするユーザー
- ユーザーの人物像(ペルソナ設定)
- 人物像をもとにしたユーザーの行動(カスタマージャーニーマップ)
- ユーザーの行動から求められるサイトの役割
これにより、ホームページの設計やコンテンツ戦略を具体化し、ユーザーを惹きつける効果的なアプローチを見つけられます。
ユーザーに与える自社の強みを明確にする
ユーザーに対して、自社の商品やサービスのどこが他社よりも優れているのか伝える必要があります。
ユーザーが受けられる自社の強みを明確にしましょう。
強みはさまざまな要素に基づいて定義されます。
- 品質の高さ
- サービスの安さ
- 独自の特徴
- 信頼性
- カスタマーサポートなど
明確な強みを伝えることで、ユーザーの関心を引き、競争の激しい市場での差別化ができます。
また、自身の提供するサービスの強みがわかっていれば、提供するコンテンツの方向性も定まり、質の良いものになるでしょう。
集客のためにはデータの分析・改善が重要
ホームページを作りいろいろなマーケティングをしても、初めからうまく行くことはほとんどありません。
分析・集めたデータをもとに、PDCAを意識しながら改善を重ねていく必要があります。
PDCAサイクル
・Plan(計画):ターゲットの設定、マーケティング方法の選定
・Do(実行):設定したターゲットに合わせたコンテンツの提供、広告配信
・Check(点検):実施した結果から情報を集め、分析する
・Action(改善):分析した情報をもとに改善し新たに実施する
試行錯誤を繰り返し、ユーザーのニーズに合ったものにホームページやコンテンツを変えていかなければなりません。
PDCAを上手く回すことで改善点が見つかり、うまくいった施策の理解も深まります。
ホームページ集客で大切なのはコンテンツを伸ばし続けること
本記事では、ホームページへの集客の代表的な方法と、集客で意識することについて解説しました。
- 費用対効果は良いが、長期的な目線の必要なコンテンツマーケティング
- 短期間で効果は出るが不快知識が必要なWeb広告
- 目的とゴール設定、強みの把握、データの分析と改善を意識する
ホームページを制作しても、それだけでアクセスが増えるわけではありません。
ホームページ単体で戦い続けることはとても難しく、さまざまなマーケティングを実施する必要があります。
ユーザーを第一に考え、コンテンツの充実や効果的な広告運用を考えましょう。
本記事がホームページ集客の理解につながれば幸いです。
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