ホームページ制作会社を選ぶ上での準備
ホームページ制作会社を選ぶに当たって、準備すべきことがあるので、確認してください。
目的・納期・予算を決めておく
ホームページ制作会社にホームページの制作を依頼する前に、ホームページを制作する目的、制作予算、制作までの希望納期を決めておきましょう。
まず目的ですが、具体的に設定したいところ。ホームページで集客を上げて売上を伸ばしたいとか、素敵なデザインのホームページで注目を集めて採用を強化したいなどの例があります。
制作予算も具体的に設定しましょう。なるべく安く、制作会社に聞いてからと言うのではなく、200万円まで、上限300万円などのように数値で示したいところです。
希望納期を決める場合は、なるべく早くとか3月から6月までのような曖昧な設定ではいけません。2024年8月1日にサイトをオープンしたい、2024年8月中の納品希望など明確にしておきましょう。
管理・運用の方法を決めておく
ホームページは作成したらそれでOKというものではなく、その後の管理・運用も大事になってきます。
そこで、管理・運用方針もホームページ制作会社に依頼する前に決めておきましょう。例えば、次のようなことです。
- 管理・運用も制作会社に依頼するのか
- 管理・運用を依頼する場合の予算
- 管理・運用を依頼する場合に制作会社に求めること
上記のようなことを決めた上で、ホームページ制作会社に依頼すれば、管理・運用がスムーズに進みやすくなります。
提案依頼書を用意する
提案依頼書(RFP)は、ホームページ制作会社に「このような項目の提案を希望します」と要望を記した書類です。
提案依頼書を用意して、見積もり依頼するときに提出すると、自社にとって最適な提案をしてもらえます。
ホームページ制作会社の選び方
ここからは記事の本題である「ホームページ制作会社の選び方」について解説します。いくつか重要項目もあるので、よくチェックした上で、制作会社を選んでください。
会社の安定性をチェック
ホームページ制作業はパソコン1台があれば始められる仕事です。開業する上でのハードルが非常に低いです。
しかし、開業しても、数年後に倒産・廃業してしまう会社も多いです。気軽に開業してみたものの、あまり業績が伸びず、廃業せざるを得ないというケースがよくあります。
ここで困るのはそのような会社にホームページ制作を依頼してしまった場合。後で連絡したら音信不通になっていた、会社を訪問したらもぬけの殻だったなどの場合です。
そうなると、せっかく制作したホームページが消去になったり、更新ができなくなったりします。
そのような事態は避けなければいけないので、安定した活動をしている会社を選ばなければいけません。業務歴何年かなどもチェックして、会社の安定度を見極めましょう。
対面で打ち合わせができる会社を選ぶ
ホームページ制作会社選びで大事なことの1つが対面での打ち合わせができるか。
WEBサイトから申し込んで、後はメールだけのやりとりで済ます会社を選んではいけません。
ホームページ制作の過程では分からない点や疑問点も多々生じます。そのようなときにメールだけのやりとりでは十分に要望を伝えきれないこともあるでしょう。
直接対面かWEB会議対面かどちらでもいいので、話をしながら打ち合わせができるホームページ制作会社を選びましょう。
コミュニケーションに問題がない会社を選ぶ
上記の項目とも関連することですが、コミュニケーションがスムーズに取れるホームページ制作会社を選びましょう。次のような制作会社では、希望通りのホームページ制作が行われない恐れがあります。
- こちらの意を十分にくみ取ってくれない
- 専門用語ばかり使って説明をしてくる
- 提案をしてくれない
- 返答が遅い
ホームページ制作では、依頼主と制作会社側の細かい詰めが大事になってきますから、コミュニケーションが取りにくい会社は選ばないようにしたいところです。
同業種の実績があるかをチェック
ホームページ制作をホームページ制作会社に依頼するときに確認したいのが同業種における実績です。
依頼主の業種と同じ業種での制作実績がある会社に依頼すれば、業界の説明を一からする必要もないし、業種特有のセオリーなども踏まえて、ホームページを制作してもらえます。
自社の規模と制作会社の規模を照らし合わせる
自社の規模とホームページ制作会社の規模があまりに違うと、相性が合わない場合があります。
小さな会社が大きすぎる制作会社にホームページ制作を依頼したり、大きな会社が小規模な制作会社に依頼したりして、うまくいかなくなることがあるのです。
単価の問題、コストの問題、対応体制の問題などが生じることがあるので、自社の規模に見合った制作会社に依頼する方がいいでしょう。
制作体制
上記の項目とも通じることですが、ホームページ制作会社の制作体制も確認した上で選びたいところ。
プロデューサー、アートディレクター、システムエンジニアなど、各工程を担当するスタッフや部署がしっかり組まれている制作会社なら、品質の優れたホームページを制作してくれます。
サポート体制
ホームページは制作すればそれでいいというものではありません。その後の運用・更新なども大切な作業になります。
そこでホームページ制作会社を選ぶときは、アフターサポート体制がどうなっているかを確認しておきましょう。運用・更新などをしっかりサポートしてくれる制作会社なら、制作後も安心です。
制作会社自体のホームページをチェック
ホームページ制作を依頼するときに、参考になる情報が制作会社自体のホームページです。どのようなホームページになっているか確認してから、選んでみましょう。
例えば、次のような点をチェックしてみてください。
- 古い印象になっていないか
- 情報が十分に掲載されているか
- 定期的に更新されていそうか
- 素人が見ても分かりやすいページか
ホームページ制作会社自体のホームページと他の実績ページも見た上で、依頼会社を選べば、確実な成果も得やすいでしょう。
口コミをチェック
ホームページ制作会社の口コミがあるようなら、チェックしてみましょう。
実際に制作会社を利用した人の声は貴重で、その会社のホームページや問合せ時の説明だけでは分からないことが分かる場合もあります。口コミ内容がいい制作会社なら、信用もしやすいです。
料金をチェック
ホームページ制作の料金に決められた数値はないので、各制作会社が自由に設定しています。
しかし、制作会社のホームページに料金が示されていないことも多いです。これは制作内容によっても大きく変わってくるからです。
そのため、普通は要問い合わせとなっていますが、問合せをしても、専門的な用語での料金説明になることがあり、分かりにくいこともあるでしょう。
そこで見積もり依頼時に、「総額でいくらになりますか」と聞いておくのがおすすめ。そのうえで、自社の予算と照合しながら、業者選びをしましょう。
ホームページ制作会社選びで失敗した例
ホームページ制作会社選びで失敗した例があるので、紹介しましょう。同じような失敗を犯さないための参考情報になるでしょう。
デザインが想定と違っていた
ホームページ制作会社と十分な打ち合わせやすりあわせをせずに、丸投げ、任せっきりにしておいたら、制作されたホームページのデザインが想定と違っていたと言うことはあります。
相手はプロだからいいものを作ってくれるだろうと安心しきっていると、結果が希望通りに行かなくなることがあるのです。
そのため、制作過程においては、細かな点をお互いでよく詰めていくことが大事。丸投げはよくありません。
費用が安い分クオリティが低かった
ホームページ制作の依頼料金は高くなりがちなので、少しでも料金が安い制作会社に依頼したくもなるでしょう。
しかし、料金が安くなっている制作会社の場合、制作物のクオリティが低いことがあります。料金の安さは魅力ではありますが、クオリティが大丈夫なのか確認しないといけません。
制作されたホームページのクオリティに満足できない場合、他の制作会社に再作成を依頼することにもなりかねず、そうなると二重に料金を支払うことになります。かえって損でしょう。
そのため、料金が安いだけでホームページ制作会社を選ばないようにしましょう。
修正対応してくれない
ホームページ制作会社との契約書には、修正に関する条件が明記されていることがあります。修正回数の上限や修正期間などです。
この点をよく確認しておかないと、修正を希望しても対応してくれないことがあります。あるいは、追加料金を支払わなければならなくなるでしょう。
ホームページ制作後に修正が必要となることはよくありますから、各社の修正対応は必ずチェックしておきましょう。
まとめ
今回は、ホームページ制作会社の選び方を解説しました。
自社にぴったりの素敵なホームページを作ろうと思ったら、制作会社の選び方がポイントになります。信頼ができない、問題がある、実績がないなどの制作会社を選べば、希望通りのホームページ制作ができません。
そのため、この記事の内容を参考にしながら、上手に制作会社選びをしてください。そうすれば、具体的な成果として、満足できるホームページができあがるでしょう。
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