はじめに:「見られているのに反応がない…」は、構造的な問題です
- ホームページはあるけれど、問い合わせがまったく来ない
- アクセス数はあるのに、売上や予約に結びつかない
- 見た目は綺麗に作ったつもりなのに、手応えがない
こうしたお悩みは、当社にも非常に多く寄せられます。
そして多くの方が、「デザインが悪いのかな?」「色使いを変えたらいいのかも…」といった見た目の部分だけを改善しようとしてしまいます。
しかし、実際の原因はもっと根本的なところにあります。
それは、問い合わせに至る“構成設計”と“伝え方”の問題です。
この記事では、これまでに数多くのリニューアル支援をしてきた実例をもとに、問い合わせが来ないホームページの典型的な3つのパターンと、成果につながるための改善ポイントを解説していきます。
問い合わせが来ないホームページに共通する「3つの落とし穴」
落とし穴①:「誰に向けたホームページか分からない」
問い合わせにつながらないホームページの最も大きな共通点は、**“ターゲットが不明確”**であることです。
たとえば…
- 「すべての人に使えるサービスです!」と書かれていても、誰にも響かない
- 自分の悩みに当てはまっているかどうか分からない
- 情報が漠然としていて、読む気が起きない
ユーザーは、自分ごとだと感じなければそのページをすぐに離れてしまいます。
✅改善のヒント:
- 「どんな人に来てほしいのか?」を明確に言語化する
- ホームページの冒頭(ファーストビュー)で、対象者を明示する
例:「女性専用の整体院」「創業5年以内の事業者向け税務サポート」など - 問い合わせの多い客層を分析し、ペルソナを元に文章を設計する
落とし穴②:「サービス内容はあるのに、“ベネフィット”が書かれていない」
サービスの説明や料金は書いてあるのに問い合わせが来ない…という場合、“ベネフィット”が書かれていないことが原因かもしれません。
「うちの商品・サービスがどんな効果をもたらすのか?」
「お客様は使ったあと、どう変わるのか?」
という視点が欠けていると、ユーザーの心は動きません。
✅よくあるNG例:
- 「○○を行っています」だけで終わっている
- 機能やスペックばかりが並び、結果が見えない
- 他社との違いが一切書かれていない
✅改善のヒント:
- 「このサービスを使うと、こんな未来が手に入る」という表現を使う
- Before/After事例、お客様の声を入れると効果的
- 他社と比較した「選ばれる理由」を箇条書きで明示する
落とし穴③:「問い合わせしたくなる導線がない」
ユーザーは、ページを見たあとに“どうすれば問い合わせできるか”が分からなければ、すぐ離脱します。
よくある問題点:
- お問い合わせボタンが目立たない or 1ページに1回しか出てこない
- 電話番号が埋もれていて、見つけづらい
- フォームが長すぎて、途中でやめたくなる
- LINE登録・チャット機能など、気軽な選択肢がない
✅改善のヒント:
- 全ページの上下に「問い合わせはこちら」の導線を設置
- スマホでもすぐ押せる「固定バナー」や「LINE登録ボタン」を活用
- 「よくある質問」ページで不安を先回りして解消
- 問い合わせフォームの項目を必要最小限にし、気軽さを演出
成果が出ているホームページは、構成と導線が“計算”されている
私たちがサポートしてきた中でも、問い合わせが増えたホームページには次のような共通点があります:
ポイント | 内容 |
---|---|
ターゲット明確 | 「○○で悩んでいるあなたへ」と1秒で伝わる構成 |
伝え方 | ベネフィットや事例で、「使ったあとの未来」が想像できる |
導線設計 | どこからでも問い合わせできるシンプルなボタン設計 |
不安の解消 | よくある質問・口コミ・料金説明がしっかり載っている |
失敗しないために:プロの視点で見る「問い合わせが増える構成」とは
ホームページを構成する際、以下の順番で設計することをおすすめしています。
- ターゲット設定(誰に届けたいか)
- サービスの特徴とベネフィットの整理
- 信頼性を補強する要素(お客様の声、実績、会社情報)
- 導線設計(問い合わせ・電話・LINEなど)
- SEO設計(検索されたいキーワードとコンテンツ配置)
この順番を意識せず、デザインから作ってしまうと、表面的には綺麗でも、結果が出ないホームページになってしまいます。
もし「見た目はいいのに問い合わせが来ない」と思っているなら
これはリニューアルを検討する、ひとつの明確なサインです。
とくに以下のような状態であれば、リニューアルによる効果が見込めます:
- 問い合わせが数ヶ月間0件のまま
- Google検索からの流入が伸び悩んでいる
- サービス内容が変わったのに反映されていない
- LINEやInstagramとの連携ができていない
- 更新方法が分からず、放置してしまっている
補助金を活用して、成果を出すリニューアルを低コストで
小規模事業者持続化補助金や自治体の支援制度を活用すれば、
ホームページリニューアル費用の最大2/3(制作費の25%まで)が補助対象になります。
当社では、行政書士が在籍しているため、補助金の申請代行も可能です。
- 「何を改善すればいいか分からない」
- 「補助金を使えるかどうかだけでも聞きたい」
という方も、お気軽にご相談ください。
まとめ:成果を出すには、“見た目”ではなく“構造”が重要です
✅ 問い合わせが来ない原因の多くは…
- ターゲットが不明確
- ベネフィットが伝わっていない
- 問い合わせ導線が弱い
✅ この3つを改善することで…
- 信頼性が高まり、問い合わせが増える
- 検索結果でも上位に表示されやすくなる
- 競合との差別化ができる
📩「うちのホームページも構成を見直した方がいい?」という方へ
当社では、現在のホームページを拝見した上で、**改善ポイントの簡易診断(無料)**を行っています。
- 「どこが悪いのか知りたい」
- 「ターゲットや導線の改善提案がほしい」
- 「補助金を使ったリニューアルを検討している」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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